2018年09月23日

新作「マメィ」

■ゲームタイトル
「マメィ」

箱画像.jpg

■アートワーク
 井上磨

■プレイ人数
 2人〜4人

■ゲームの時間
 30分〜45分

■対象年齢
 10歳以上

■説明書
 MAMEY説明書

■動画
 

■どんなゲーム?
 プレイヤーは「農家」となって豆畑を掘って豆を見つけ、
 より良い組み合わせで、ほかのプレイヤーよりも早くお店に売りましょう。
 豆を売って最もマメィ(お金の単位)を稼いだ人の勝利です。

 プレイヤーは2枚の手札を持った状態でゲームがスタートします。
 手札に豆カードを集めて、良い感じの組み合わせを作りたい!
 というのがゲームを通しての目標になります。

 豆カードを手に入れる方法は
 「ウィンストンドラフト」と呼ばれるドラフトを参考にしています。
 これが楽しいポイントの一つとなっています。

 順を追ってどんな感じで豆カードを手に入れるか説明します。

 文字が多くて読むのめんどくさいな、と思った方は動画のほうを見てもらえればと思います。

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1、
 豆カードは畑から収穫すると手に入ります。
 畑は左から、1の畑2の畑3の畑と順番が決まっていて
 ゲーム開始時は裏向きの豆カードが1枚置かれています。
 畑.JPG
   1の畑  2の畑  3の畑

2、
 豆カードを畑から収穫するぞ!と決めたら、
 まずは「1の畑の豆カードの中身を全て」を確認します。
 急に2や3の畑から確認はできません。
 確認した豆カードが欲しければ、手札に加えます。
 ここで畑の収穫は終了となります。
 ステップ1.JPG

3、
 もし、1の畑の豆カードをいらないと思ったら、
 確認した豆カードすべてを元の畑に表向きで戻します。
 そして次の「2の畑の豆カードの中身を全て」を確認します。
 ステップ2.JPG

 1の畑の時と同様に、
 確認した豆カードが欲しければ、手札に加えます。

 2の畑の豆カードをいらないと思ったら、
 確認した豆カードすべてを元の畑に表向きで戻し、
 3の畑の豆カードを確認し…という流れになります。

 3の畑の豆カードもいらないと判断した場合は、
 山札の上から1枚豆カードを引いて手札に加えます。

★一度いらないと判断した畑の豆カードがやっぱり欲しい!と思っても、
 戻って獲得することはできません。
 そこそこの豆カードで妥協するか、
 欲しい豆カードが出る可能性にチャレンジするか悩ましいのです!


4、
 2の畑の豆カードを取ることにしました。
 豆カードを獲得したら、山札から畑にカードが補充されます。
 豆カードの内容を確認した畑にカードが補充されます。 

 1の畑はプレイヤーが確認して、カードを表向きにして返したので、
 表向きのカードの上に1枚、裏向きのカードが補充されます。
 ステップ3.JPG

 2の畑はプレイヤーが確認して、獲得されて空っぽになったので、
 1枚、裏向きのカードが補充されます。
 3の畑はこのターンでプレイヤーに内容を確認されなかったので
 補充はされません。
 ステップ4.JPG

★豆カードが取られなかった畑には表向きの豆カードが溜まっていきます。
 豆カードが溜まった畑から豆カードを取ることにした場合、
 一度にたくさんの豆カードが手札に獲得できるのです。
 つまり、いらないと判断してカードを置いてしまうと、
 他のプレイヤーの得になってしまうかもしれません…!


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 こうやって手札にカードを集めていきますが、
 制限なく豆カードを獲得し続けることはできません。
 7枚以上手札に持っていると、畑の収穫をすること自体ができなくなります。
 手札は何枚持っていても良いですが、もう引けなくなる、という状態になります。

 そうなった場合、手札の豆カードを売ってお金を稼いだり
 不必要な豆カード捨てて、売却する際に必要な商人コマを獲得して
 手札を減らす必要があります。

 豆カードには数字があります。
 手札の豆カードを良い形で組み合わせて、公開し、売却していくことでお金を得ます。

 高価格の組み合わせはなかなかそろわないのですが、揃ったときは気持ち良いです。

■その他
 じわじわと面白い、シンプルで簡単なカードゲームです。
 過去作の「老師敬服」や「ドラゴン」などと比べ、
 圧倒的に楽しさがわかりやすいゲームになっています。
 
 簡単なゲームということもあり、今回は可愛い感じのアートワークが良いと思い、
 井上磨さんにアートワークをお願いしています。
 主役の豆たちを始め、カードの裏、お店ボードの模様等、どこを見ても可愛い、
 そんな感じに仕上がっていると思います。
posted by やざわ at 12:32| Comment(0) | 自作ゲーム:マメィ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

老師敬服:デザイナーズノート(前編)

HOYGAMESのやざわです。
今回は「老師敬服」の制作の記録です。
こちらは前編で後編もあります。

■きっかけ
2014年の年末か、2015年の年始あたりでしょうか。

「クシディット王国記」をプレイし、
「プロット」のシステムって面白いなと思い、
このシステムを使ったゲームを作ろうと思いました。

「クシディット王国記」は6回のアクションを事前に設定して、
後のターンに順次実行されていくゲームです。
設定するアクションは複雑なものではなく、内容はシンプルです。

 ・赤の通路を進む
 ・青の通路を進む
 ・黒の通路を進む
 ・アクションする:今いる場所の素材を取るか、ミッションを達成する
 ・パス

プレイヤーは都市から伸びてる赤青黒の通路を伝って、
目標の都市へ進み、素材を集め、さらに目標の都市へ持っていく、
ということをしていくゲームです。

結構時間はかかるんですが、とても面白いのでお勧めです。

話は戻りますが、まだこの段階では
「プロット」のゲーム作りたいなーと思っただけです。

そして、当時よく遊んでいたメンバーの中に
シンガリハットの、のりすけさんがいまして、
「武侠モノ」のようなゲームを考えている、という話を聞きました。
本人は武侠モノとは言っていませんでしたが、
自分が聞いた印象はまさにそれでした。

※シンガリハットさんはHONNOJI、めじろおし等を作っているサークルです。
※武侠モノは色々ありますが、自分の指す武侠モノは主に金庸という作家による作品がメインです。


そして、「そうだ、俺も武侠モノ大好きだった!」とハッと気づき、
「クシディット王国記」をベースに武侠モノのゲームを考え始めました。

■コードネーム:江湖漫遊記
最初はボードを使ったゲームを考えていました。
そこでフレーバー的にやりたかったことを全てはき出してみようとしました。

プレイヤーは侠客(いわゆる旅人)になって、世界を旅するという内容でした。
事前にルートの移動やアクションなどの行動を設定し、
その後順次色分けされたルートを進み、
アクションを起こすとその場所に対応したアクションが発動するという感じです。

・各種素材を得る

・都市にある流派に入門する
 →これによりゲーム終了時の勝利点計算がそれぞれ変わる

・酒場で義兄弟の契りを交わす
 →義兄弟がいると何か便利になった気がする

・修行をし、奥義を編み出す
 →奥義があると普段いけない特殊な色のルートを選べるようになる

・都市にあるミッションをこなす
 →善と悪のパラメータがあり、それが変化する。
  流派へ入門するためや義兄弟になる条件に関係する

・自分の流派を確立して道場を立てる
・書店に奥義書を売ってお金を得る

と、あんまり覚えていませんが、いろいろな要素がありました。

そして「敬服」すると他人の選んだ色のルートやアクションに相乗りできる、
という仕組みがここで既にありました。

しかし、必ずしも行きたいルートやアクションに
都合よくヒットすることはないだろうし、
このシステムは相性が良くないことは薄々感じていました。

さらにコスト面で大変なことになりそうなことも感じていて、
別のゲームを考えようという結論を出しました。

■コードネーム:敬服
色々ゲームを考えては潰してを繰り返して、
「プロット」のゲームに対してあきらめきれなかった自分は、
要素を削ぎ落し、ボードを無しにしたバージョンで考え直そうとしました。

当時は弟子という概念はなく、
プレイヤーが朝と夜に1回ずつアクションする、
つまり合計2回アクションをするのをプロットする仕組みでした。
奥義は使い捨てだけど、使用後の奥義は手元に残しておいて勝利点1点になる、
みたいな感じです。

タイルには2つのアクションが書かれていて、
朝で使ったときと夜で使った時で変わるようになっていて、
これは「江戸」を参考にしました。

ただ素材を集めて、物を買うというだけで、
敬服してもらった時にだけ買えるものがある。
そして、敬服は1ラウンド中1回だけできる、という感じでした。

このとき、みんな敬服をしたがっていたし、自分も敬服をしたくて、
これはいけそうだ!と思ったことで制作がスタートしました。

これが2015年の9月頃でした。
posted by やざわ at 13:12| Comment(0) | 自作ゲーム:老師敬服 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月05日

貴族と高利貸について

HOYGAMESのやざわです。

ゲーム制作部 みんみと様が制作している
「貴族と高利貸」というゲームがあるのですが、
許可をもらい、説明書を作らせていただきました。

貴族と高利貸.pdf

この説明書は製品には同梱されません。

どういった流れでこの説明書を作ることになったのか説明しますと、
やざわのほうがゲームマーケット公式ブログので公開されていた、
「貴族と高利貸」の説明書を見て、面白そうだなと思ったところが始まりです。

ただ、見出しがなく項目を見つけづらいと感じたり、
文字が多く、図が少ないため、個々の説明の理解がしづらいと感じました。

そして、かなり失礼ですが「読みづらいと思ったので書かせてもらえませんか?」と
面識もないのに声をかけさせていただきました。

色々とやりとりをし、二つ説明書を入れるのも面白そうという話もありましたが、
説明書はすでに発表済みですし、説明書が複数あるのも紛らわしいので、
同梱はせず、プレイするときの助けになればと思い、ネット上でダウンロードのみとなっています。

ゲームの流れが独特で、
一手一手の処理が複雑なため、難しめのゲームですが、
面白いポイントもちゃんとあり、随所に光るものを感じる事ができると思います。

ゲームマーケット初参加とは思えないしっかりしたゲーム内容で、
ゲーム制作部 みんみと様の今後の活躍も要注目です。

「貴族と高利貸」のゲーム情報はこちら
貴族と高利貸 ゲーム詳細

posted by やざわ at 09:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする