「プロジェクトユニバース」
■アートワーク
長谷川登鯉
■プレイ人数
2人〜4人
■ゲームの時間
100分
■対象年齢
12歳以上
■説明書
日本語
English
■動画
■ゲーム内容
プレイヤーは宇宙へ荷物を送る、運送会社の支店長です。
他の企業から依頼を受け、資源を生産し、ロケットに積み、
依頼に記された宇宙ステーションへ運びます。
常に不足する資源、足りないアクション数、
迫りくる時間、…しんどいゲームとなっています。
■時間が足りない緊張感
このゲームは地球から宇宙へ荷物を運んで勝利点を稼ぐゲームです。
地球ではロケットの打ち上げに必要な燃料や、
荷物の生産など、宇宙へ行く準備をします。
そして、宇宙では積んだ荷物を持ってステーションをめぐり、
勝利点を得ていきます。
宇宙でやることが無くなったら帰宅を宣言することで
パスとなり、全員が帰宅したらラウンドの終了となります。
地球から宇宙へ行くと、そのラウンド中は地球へ
準備に戻ることができません。
そのため宇宙でたくさん荷物を運べるように、
念入りな準備が必要となります。
しかし、各ラウンドにはタイムリミットが設定されています。
各プレイヤーが特定のアクションをするたびにタイマーが進んでいき、
タイムリミットに達すると、
地球、宇宙問わずアクションする度に強烈なペナルティがかかります。
そのため、プレイヤーは決断を迫られます。
そろそろ、打ち上げるか?まだ、打ち上げないか?
ペナルティを計算してタイムリミット後でも
満足いく結果を残せるように努力するか?
このラウンドは宇宙へ行くのをあきらめて
帰宅して、次のラウンドに備えるか?
このタイムリミットが毎ラウンドの緊張感を演出します。
■依頼と労働力
プレイヤーの指針となる「依頼」は成功すれば勝利点、
ゲームが終わるまでに達成できなければ失敗となり、失点になります。
「依頼」は獲得した瞬間に「労働力」という資源が支給されます。
その依頼達成に必要だろうと思った、企業が与えてくれた人材でしょう。
この「労働力」を使うことで、
ロケットの燃料や積荷となる「豆」等を生み出すことができます。
様々な設備は人の手によって動いています。
物を生産していると「労働力」は減っていきます。
「労働力」は宇宙に行った後のロケット操作でも大量に必要になります。
「労働力」が足りなくて「依頼」が達成できないかもしれない…。
と感じる時が来るかもしれません。
そんなときは新たな「依頼」を獲得し、労働力を得ると良いでしょう。
獲得した労働力は、必ずしも獲得した依頼に対して使用していく必要はないのです。
依頼は5つの企業から1個ずつ、最大で5つの依頼を獲得し、持っておくことができます。
依頼はゲーム終了時までに達成できれば良いです。
狙っている依頼を達成するついでに、別の依頼を達成できるよう、
計画的に依頼を獲得していくことで、勝利点をたくさん獲得できるでしょう。
■最後に
ひとつ前に作った「マメィ」、
さらにその前に作った「老師敬服」と比べると、
ルールはより複雑で、時間がかかるゲームです。
それぞれのプレイヤーは独り言のようにぶつぶつと計算をし、
ああやって…こうやって…よし、行ける!と脳内で計画を立てます。
それが楽しめる人には、特にオススメのゲームです。
■内容物
宇宙ボード:1枚
本社ボード:1枚
宇宙船ボード:4枚
初期アクションカード:16枚
追加アクションカード:36枚
初期依頼カード:4枚
依頼カード:40枚
会議カード:6枚
ラウンドカード:2枚
スタートプレイヤーカード:1枚
設備効果タイル:12枚
お金マーカー:8枚
労働力マーカー:8枚
得点マーカー:8枚
宇宙ステーションチップ:9枚
プレイヤーチップ:80個
時間マーカー:1個
豆コマ(緑):50個
水コマ(青):50個
ロケットコマ:4個
ルール:日本語 / 英語
■エラッタ情報
・サマリー
日英どちらも最終得点計算のお金と豆のアイコン表記が逆になっています。
・アクションカード
追加アクションカードNo.37のyamauchiですが、管理職のカードなのですが、左上のアイコンが幹部の物になっています。